第八章 シシャモの資源調査

今年の漁獲量は?

 漁期が始まる前の9~10月に、十勝・釧路支庁の沿岸で小型底曳網によりシシャモの分布密度を調べます。漁期前調査での分布密度とその年の漁業での漁獲量とは正比例の関係があるので、分布密度からその年の漁獲量を予測します。

川へのそ上時期は?

 漁期中の10~11月に雌の生殖腺(卵)の重量を調べます。資源保護のため、川に親魚がそ上する前に漁を終わらせています。そのためにはそ上する日を予測する必要があります。メスの生殖腺重量はそ上前に増加しはじめ、新釧路川にそ上した雌親魚の成熟度指数(生殖腺重量÷体重×1000)は250~260になります。体重の4分の1が卵です。そこで、漁期中に生殖腺重量を測定して、成熟度指数の増加傾向から260に達する日を計算し、川へのそ上日を予測します。

第七章 シシャモの漁業

第九章 シシャモのふ化事業