第七章 シシャモの漁業

シシャモの漁業

シシャモの漁漁獲量の推移表

 漁期は10月~11月で、河川へそ上するため沿岸に集まってきた魚を漁獲します。この時期、シシャモの身は脂肪分が抜け、雌は卵を持っていて子持ちシシャモと呼ばれ、商品価値が高くなります。漁場は胆振~釧路支庁の沿岸です。シシャモが全国的に知られるようになったのは戦後のことで、現在行われている小型底曳き網の漁法のシシャモ桁網漁業が始まったのは1950年代後半です。

シシャモ桁網はかけ回し漁法の一種で、図のような手順で操業を行います。北海道のシシャモ漁獲量は1969年以前には3,000トンを超える年もありましたが、1970年代になって急激に減少し、1988年には過去最低の400トン足らずにまで減少しました。しかし、1989年以降は2003年まで、1000トン以上の比較的安定した漁獲が続いています。漁獲量は西暦奇数年に多く、偶数年に少ない傾向があります。シシャモの産地としては胆振管内の鵡川町が有名ですが、実は十勝・釧路管内のシシャモ漁獲量は近年では全道の漁獲量の大半を占めており、主要な産地となっています。

第六章 シシャモの一生

第八章 シシャモの資源調査